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INTERVIEW

現役バリバリのスゴイ人

Vol.01:
商品本部 商品3部 次長 
小池 正浩
「本社に畑を作った男」

とことんやる。若かりし頃、小池はそれを“色”から学んだ。

バイヤーになり最初に担当したのがプラスチック製品だった。商品の色一つ決めるにも、大掛かりだった。ピンクと一言で言っても何十色とある。例えばピンクの1番から10番まで10種類の中から検討開始。2番と3番の間を取って、さらに色サンプルを5種。そしてさらに…。ほんのわずかな色の差の中で吟味を重ねた。「本社にはいつも商品サンプルがずらーっと並んでいました」。目に付く所に置き、何日もかけて見比べ見極める。とことんこだわる、そんな熱気に包まれていた。

自分で育てて、入り込んで。経験は新商品へと実る。

「自分がそのシーンに入って行かないと商品開発はできない」。とことんを地で行く小池の流儀だ。園芸商品の担当になった時は、さっそく本社の隅に広い畑を作った。種も栽培のこともほとんど知らなかった。「今年販売する種をぜんぶ植えて、毎日水やって、というのを半年間、繰り返しました」。そんな姿を見て園芸に詳しい従業員たちが色々と教えてくれた。自分で育てて、入り込んで。経験は新商品へと実る。

持ち前の好奇心と、とことん精神を活かして次にハネる市場を開く。

成熟したチャネルの中にさらに新しい商品を作っていく。持ち前の好奇心と、とことん精神を活かして次にハネる市場を開く。小池が2021年に切り開いた釣り具シリーズはSNS、You Tubeでもかなりの反響を呼んだ。「この業界の、“無いところ”に踏み込んで行くっていうのもおもしろいじゃないですか」。小池は、もう一段、ギアを上げる。

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