「これ、なんかあるな」そんな第六感に従い、スピード勝負で商品化。
バイヤーは取引のあるメーカーの工場へ行く。普通なら、工程の確認や改良の相談などをして終わり。だがそこで終わらないのが河野だ。たまたま工場で見つけたネオジウムのマグネット。超強力磁石だ。「正直、おもしろかった。すごいな、これって」。あくまで部品であり、単体で売るものではなかったが、おもしろいから商品化。よく売れた。
中国の商品展示場で見つけた、何に使うのかさえ分からない新商品。流行るか流行らないか見当も付かなかったが、「これ、なんかあるな」そんな第六感に従い、スピード勝負で商品化。ヒットを記録したこともある。「これは流行りそう、みたいな」。好奇心によって磨かれてきた直感。「でも誰も信じてくれない(笑)」。