店舗運営とバイヤー両方に携わり、お客さまの顔と商品を見てきた。
入社から約20年。「あの頃とはお客さまが商品に求めるレベルがまったく違います」。店舗運営とバイヤー両方に携わり、お客さまの顔と商品を見てきた井内ならではの実感だ。
2014(平成26)年頃、商品一品一品のスペックや品質を全面的に見直した。仕入れに関しても、単に安いというだけで買い付ける時代は終わった。中国で行われる世界最大級の展示会「広州交易会」。もっと焦げにくい良質なフライパンは無いか、そんな店舗サイドの要望に応え、井内は3日間、足を棒にしてフライパンを探し続けた。「100社ぐらい回りました。お客さまの目も肥えていますから、自分の足を使ってやっていかないと。仕入れのレベル自体が上がってきています」。