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INTERVIEW

ダイソーを支えたスゴい人

Vol.01:元専務取締役
現在顧問 石川政史
「夢中」
いつが仕事でいつが休みか分からないほど夢中でやって。そんな生活がおもしろかったですね。 いつが仕事でいつが休みか分からないほど夢中でやって。そんな生活がおもしろかったですね。

いらっしゃいませー、何でも百円ですよー!

私がアルバイトとして入ったのが大学生の頃、1976年くらい。移動販売時代で、農協や商店の前をお借りして「いらっしゃいませー、何でも百円ですよー!」とやっていた。4カ所に並べた一升瓶ケースの上にべニア板を敷き、その上に商品を入れたワゴンを並べていました。赤い旗や幟を付けて。レジなんてないから金庫は釘なんかを入れる工具箱。夜になったらブルーシートを掛けて帰る。

社長の家でみんな晩ご飯食べる生活

当時は前社長(創業者:矢野博丈)の家が事務所や倉庫。入らない段ボール箱は家の前の空き地や側溝に並べて倉庫代わりにして。空き地に商品積んでブルーシートを掛けて帰る会社でした。社員は外で売ってきて、夜遅く帰ってきても社長の家でみんな晩ご飯食べるんですよ。で、一杯呑んで、家族みたいな生活だったですね。

ラジエーターに一升瓶から水入れて。

移動販売時代に忘れられないのがトラック。当時の所長のトラックを借りることになって、その所長が水を入れた一升瓶を3本持ってきて「ラジエーターが漏るから、30分くらい走ったら注いで」って。ラジエーターに穴が開いたトラックを使うのか、すげえって(笑)。まだそういう世界でした。
いつが仕事でいつが休みか分からないほど夢中でやって。そんな生活がおもしろかったですね。

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