ダイソーを支えたスゴイ人　Vol.02　石川政史

何も無い中からのスタートでした。

今から40年程前、移動販売時代は何も無い中からのスタートでした。まだ発注用紙さえ無くて。
みんな外に移動販売に行っているから、出先から次の日の商品を本社に発注するんですね。10円玉をいっぱい持って公衆電話から掛けていた時代。「洗濯ピンチいくつ、ザルいくつ…」って、紙に書いたのをずーっと読み上げて。でもやっぱり不便だよなあと思って、私が発注用紙を作ってみんなに配ったことを覚えています。

事務所の半分を、自分の部屋に。

私がその頃いた福岡の営業所は、1階が事務所と食堂とお風呂、2階が寮でした。寮が四畳半あるかないかで狭かったから、私は事務所半分をアコーディオンカーテンで仕切って、自分の部屋にしていました（笑）。ベッドと衣装ケースを置いて。カーテン開けたら事務所、そんな生活をしていましたね。

クラブ活動だと思ったら俄然おもしろい。

初めてボーナスをもらった時はそのお金で学生アルバイトのみんなのために催事用のTシャツや、お揃いのジャンパーを作りました。多い時は20人程で三泊四日のスキーツアーに行ったりね。本当に学生のノリですよ。仕事だと思ったらしんどいけど、クラブ活動だと思ったら俄然おもしろい。
よう前社長（創業者：矢野博丈）に怒られましたけど、大概好きにやらせてもらったから、すごく楽しかったですね。

INTERVIEW

何も無い中からのスタートでした。

事務所の半分を、自分の部屋に。

クラブ活動だと思ったら俄然おもしろい。